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言うは易く行うは難し、の一例
2021/2/19 18:05
 
2021年2月になっていました。
ご挨拶が遅れましたが今年もよろしくお願いします。
 
立春も過ぎまして。
花粉症の私は、この時がやってきたかと。
今年の飛散量は昨年より少し多いみたいですね。
 
気軽に外に出かけられる世の中ではないけれど、
おうちの中で気分転換を上手にしたり、
スキルアップのために黙々と時間を使ったり。
 
ステイホームという言葉が浸透して随分と時間が経ちました。「耐える」よりも「慣れる・共生する」イメージでいると気が楽なのかもしれませんね。
 
 
 
私のブログは基本的に、セッションをしていて感じたことを文字に起こすようにしています。
なのでいつも話の入りが唐突になってしまいます…。
 
 
 
最近セッションをしていて思うのは、
 
過去に起こった事実は変わらないけれど、自分の解釈を変えることはできる、ということ。
 
私は解釈の上書きをするようになって、
「振り返ってみればいい思い出だな」
「あの時の経験が今に生きているんだ」
と過去の様々な出来事に感謝できるようになりました。
 
まったく後悔のない人生なんて歩む方が難しそうで。
皆さん様々な思いを抱えて、それでもなお今を生きていらっしゃるのだなと、日々お話を聞いていて感じます。
 
 
 
例えば。
 
学生時代、真面目に勉強してこなかったな。あの時頑張っていれば今頃人生違ったんだろうか。希望していた職種につけていたんだろうか。
と思ったところで、「勉強をしてこなかった」過去は変わらないわけです。
 
でも考え方を変えることはできるんですよね。
 
学生時代、勉強はあまりせず、毎日誰かと遊んだな。
そのおかげで友人がたくさんできて、いろんな人生の歩みが情報として入ってくるからこそ悩むのであって。
今の自分でなかったら、人生寄り道することなく、交友関係も築いていなかったのかも。とか。
大人になってから友人を作ることももちろんできますが、学生の頃からの関係性ってまた深みがある気がして憧れます。
 
または大人になった今から勉強をするのだとしたら、当時よりさらに強い決意があって取り組むのでしょう。
「他の仕事をやったからこそ、自分が本当にやりたいことに気づけた。学生の頃はぼんやりとしていた『こんな人生を歩みたい』という理想がより強くなった」
と思うのかもしれません。
 
 
 
このように上書き作業をすることで、学生時代に「勉強をしてこなかった」過去があったからこそ今の気づきがあるのだと、過去の自分を肯定してあげられるような気がします。
 
長年後悔を抱えて過ごすより、その方が気持ちがいいと思いませんか。
 
 
 
私、この上書き作業が結構得意みたいです。
なので皆さんの中に『こんな過去があって、今思い出しても辛いです』なんて思いを抱えている方がいらっしゃったら、
お話を聞く中で、『このように考えてみてはいかがでしょう?』なんて提案が浮かんできます。
 
ただね、人って結局、自分自身で納得したことしか受け入れないものなんですよね。
ですから、向き合いたい過去があるなら、まずはご自身で上書き作業にトライしてみることをオススメします。
 
気力体力を消耗する作業になるかもしれません。
一人で考えるのが辛いならもちろん無理はしないでください。
 
 
 
あの頃に戻ってやり直したい、とか。
あの時の自分にアドバイスしたい、とか。
 
そのような発想になるのは、その過程で大切な気づきがあったからで。
こういった考えに至るまでに自分は一歩前進しているはずです。だから後ろを振り返ることもできる。
 
時々過去に想いを馳せることは必要なのかもしれませんね。自分の寄り道も受け入れる。若かったな〜、みたいな。
 
それでもなお、過去の出来事が忘れられなくて辛いなら、
「貴方を苦しめる枷」のままでなく、なんらかの形で消化できますように。
 
 
 

 
これまで当たり前だったことが当たり前でなくなり、
絶対大丈夫と何に対しても言い切れない世の中だなと感じます。
 
こんな時だからこそ「これだけは大切にしたい」と思える揺るがない軸を、自分の中に一つ持っていたいものですね。
 
お仕事やお勉強に対するスタンスなのか、自分らしさを大切にする姿勢なのか。
 
少し先の未来が見えないって不安。明日は明日の風が吹く、なんて簡単に割り切れられないものです。
その不安はきっと多くの人が感じているものだから。貴方だけではないから。
そんなメッセージで締めたいと思います。
 
 
 
中元 日芽香