責任の所在
2020/4/22 20:12
元々活動的な人間ではありませんが、この春はいつも以上におうちにいる時間が長くなったので、作品にたくさん触れました。
書籍、音楽、ドラマ、映画、アニメ、ライブ映像。
素晴らしい作品というのは時が経っても色褪せないのですね。泣いたり笑ったりして心地よい余韻に浸っています。
ハラハラドキドキするのはあまり得意ではありません。事件の起きない作品を選びがち。
春、花粉症なことを除けば一番好きな季節。
おでかけするのにピッタリな晴天の日に、外に出られないのは少しばかり切ないですが、日本中、いや世界中の皆さんとこの感情を共有していると思うと不思議です。
こうして非日常な時間を過ごしている間に新しい気づきがあるのもまた貴重です。
美味しいディナーを頂ける飲食店がたくさんあります。行くたびに癒されるサロンやショップもある。
友だちに会ったところで特段報告したいことがあるわけではないけれど、なんとなく久々に元気な顔を見たい。
どうか、また笑顔で会えるその時まで
元気でいて。私の大切な人、場所、素敵な空間。
ただ、一つ思うのは、
私たち一人一人に努力できることがあります。今はみんなで心を一つにして協力する時。
でも、努力していたって自力ではどうしようもできないことだってある。
自分の力ではどうにもならないものに抗うのってすごく難しいし歯痒い。
だから、どうにもならない時、自分を責めることはしてほしくないなと思います。
お仕事や学校、心身の健康管理、人との関わり、
将来設計、楽しみにしていたこと、
挑戦しようとしていたこと。
生活がガラッと変わってしまった人もいるかもしれない。
これから先のことを考えた時、明るい未来が今は見えない人もいるかもしれない。
大きな声では言えないけれど、今は環境のせいにしたっていい時だと思う。
やれるだけのことをやった貴方は何も悪くない。
どうか自分のせいにするのだけは…。
「諦める」「開き直る」
昔はこの言葉があまり好きではありませんでしたが、今は必ずしもネガティブな意味合いだけではないと考えるようになりました。
そうしないとやっていけないことも時にはある、気がします。
護身術です。随分と楽になりますよ。
来たる時に備えて、おうちでいろいろとできることを実践するのは素晴らしい。
でも、そんなモチベーションが湧かない時は、いっそ気力体力回復のための時間だと割り切って全力で休むのも良いと思います。
休むって言ったって、仕事があるし、勉強しなきゃいけないし、そんなことできるかって人もたくさんいらっしゃるのは理解しているつもりです。
大変な中でも、誰かのために仕事を休めない環境下で頑張ってくださっている皆さん。
本当にありがとうございます。
ありがとうの言葉では足りないくらい、貴方に支えられている人がたくさんいます。
お世話になってばかりではいられない、といってお仕事をそのまま代わることはできないけれど。
私に今できること、事態が終息したらできること。考えながら日々を過ごしています。
中元 日芽香