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Empathy
2019/4/30 12:49

GW真っ只中ですね。
学生さんはお休みの方が多いのかしら、
社会人の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

職業によっては、連休こそお忙しい方もいらっしゃいますよね。サービス業とかかな。

アクティブに過ごす派も、日頃の疲れを癒す派も、どちらも有意義な時間をお過ごしてください。

心理カウンセラーとしては、連休明けの5月病が心配です(´・ω・`)お休みが長いほど心配。



カウンセラーとは、クライアントの存在を肯定し、基本的に共感する立場です。

お仕事としてお話を聞くのと、プライベートで話を聞くのでは、全然違います。

友人知人の話を聞いていて「元気になった!さすがカウンセラー!」とからかわれることがありますが、私は何もしてません。

それでも、日頃から人に話す時間って大切。元々相談される側の人間ではあります。



実際に同じ立場に立ってみないとわからないことってたくさんある。これはもう、何年も前から思っていました。

寄り添うことはできるんだけどね。なるべく理解したいし、苦しいならそれを分けてほしいって。相手が大切な人ならより、そう思うでしょう。

でも完全に「わかる」ことは本当に難しい。



「わかる」という言葉は時に安直だと感じます。

閃きの「わかった!」は別ですよ。
共感したい時に相手にかけるなら、もっと別の言葉ををチョイスしたい。

「そんなに簡単に言わないで」「誰もわかりっこない」って私がクライアントならきっと思ってしまうから。

友人なら「わかるわかる〜」を求めている時もありますし、相手が何を求めているか、察する必要があります。



カウンセラーとして話を聞いている時は私情を挟みません。だから対話の中で「わかる」なんて言わないけれど、

ただ、頭の片隅で、一人の人間として「ああ、この気持ち。私にも似たような引き出しがあるぞ」と思うことがあります。



過去に悩んだり考えたことが、今の仕事に活きて
いるなと思う時があります。

アイドルとカウンセラー。全然違う世界に感じるけれど、過去の経験が確かに活きている。

女子高生だったこともあるし、仕事も何もせず、ただ休んでいた時期もあります。

その時々で、感情の引き出しを充実させていたのだと思います。



「自分のことが好きになれない」
「本当の自分を晒け出せる人がいない」
「やらなきゃとわかっているのに身体が動かない」

他にも、部活などの組織の中でのポジションとか。学業と(部活、スポーツ、仕事)との両立とか。誰かと比べられたりすることとか。

色々なことを悩みました。

だから、同じように辛い思いをしている人がいるなら力になりたいという気持ちも、この仕事を始めた理由の一つです。

これまでの経験と・感情の引き出しがなかったら、今この歳でカウンセラーを仕事にするのはまだ厳しかったかもしれない。



一方で、私の実体験にはない事柄で悩んでいる方がいらっしゃいます。例えば、バイトや就活。

こうして色々な人のお話を聞くという仕事柄、経験しておけば良かったと、常々思います。OLさんとかやっておけばよかったかな〜とか。

カウンセラーのお仕事は話を聞くことなので、何でも対応できるし、するべきです。ただ、情景を想像するのに時間がかかってしまう。

クライアントさんや、友人から話を聞くことで、日々色々な疑似体験をしています。
私の友人はそれぞれの人生を歩んでいるので、勉強になります。






もう元号が変わります。令和になるんですね。平成最後のブログです。

令和では、皆さんが穏やかに暮らせますように。



中元 日芽香